LeopardとNAS (4) – LinkStationのバックアップ

これまでの(1)〜(3)により、大体の作業は終わってあとは自動バックアップだけです。

「えっ、ミラーリングしてるんじゃないの?」と思った方は下の一節をちょっと読んでおいてください。
よく「ミラーリングがあればバックアップは要らないでしょ」と思っている方が入るんですが、それは間違いです。
ミラーリングは何のためにあるか、というと「ホットスタンバイ(ホットスペア)」の為にあります。
HDD2枚に同じデータを同時に操作するということにより、片方が壊れた時でも、もう一方により即対処ができる、というのが強みです。
一見バックアップのように動作しており、これで事足りてしまう気がしてしまいますが、「同じ動作をする」というところがポイントです。
「同時に壊れる」「統一性が崩れる」という可能性があるんですね。
このためミラーリングを手離しで信頼するのはよくないのです。
業務用の高価なものならば、信頼性がかなり高いのでしょうが、今回で使用しているのは3万円前後のお手軽NASですからね。
何かしら問題が起こってもおかしくない訳です。
というわけで、NASのデータ自体をバックアップしておく必要があります。

LinkStationは幸い、自動バックアップ機能を備えています。
USB接続のHDDをつなげば、自動で認識をしてくれて、WEB画面上から操作する事ができます。
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ちゃんと認識されていますね。

そして「バックアップ」メニューを選択して、項目を追加してあげます。
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私の場合は頻繁にデータ更新される部分を毎日バックアップさせ、
TimeMachine用とした領域は容量が大きいうえ、それほど大きく更新される訳ではないため、一週間に1回としました。

さて、このバックアップが障害時に有効に働いてくれるかどうか。。。
障害が発生しないのが一番ですけどね。

LeopardとNAS (3) -iTunesライブラリ共有編-

共有化の前に、LinkStation LS-WHGL/R1(以下LS)をバージョンアップしておこうと思ってバッファローのHPにいったんですよ。
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。。。これは酷い。。。。
Mac対応してないじゃないですか。
公式でMac対応を言っているからには、この辺は対応して欲しい所。
動作を見てると、IP経由でデータを送信して、LSのアップグレードを開始させるだけのようなので、Mac版もそれほど苦労せずに作れるはず。
もしかして、Macアプリはどっかに丸投げしてるのかな。。。
今後のMacへの保証が心配になりますね(;・∀・)

しょうがないので、Bootcamp領域を使う事にしましたよ。
といっても切り替えるのはめんどくさいので、VMwareを使いました。
ちなみにVMwareのネット設定をブリッジにしてやらないとネットワーク的にLSとつながらないので注意。
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んで、VMwareでXPを立ち上げて、アップデート実行ファイル「lswhgl-308.exe」を実行。
versionup
こんな感じで実行されます。
アップグレード前のスクリーンショットを取り忘れてしまったので、
アップグレード後の画面です、これは。
ネットワーク上にアップデート可能なLSがあると、自動で表示してくれますので、便利といえば便利でした。
あとはMac版があればねぇ。。。。

さて、変な所で工数を取られてしまいましたが、本題のiTunesライブラリ共有にいきます。

まずはiTunesの音楽データをLSに移動させます。
ドラッグ&ドロップでも移動はできますが、このやり方をやってしまうとiTunesライブラリがリセットされてしまいます。
よって今回はやりません。

ライブラリデータを持ったままコピーする方法以下の通り。
・環境設定を開く
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・「詳細」の「”iTunes Music”の場所」の変更をクリック
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・LS上の新しい保存場所を選択する。
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下のチェックボックスもお忘れなく。

そうすると、iTunesライブラリのアップデートが開始されます。
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んで、ライブラリにアップデートが終わったら、e38394e382afe38381e383a3-121ファイル->ライブラリ->ライブラリを統合…を選択します。
これは、iTunesに登録されている音楽をiTunesMusicフォルダにまとめてくれるコマンドです。
今回はこれを利用して、LS側にまとめてもらいます。

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こんな感じでちょっと脅されますが、そのまま続行しちゃいましょう。
そうするとコピーが開始されます。
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待つ事数1〜2時間。。。

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こんな感じにファイルの保存先がLSに変更されていたらライブラリの移行作業は完了です。
(もともとはMacintosh HD:〜以下に保存してありました。)

次にライブラリファイルの移動です。
こちらはコピペで大丈夫です。
必要なファイルは以下の通り。

  • iTunes Library
  • iTunes Library Extras.itdb
  • iTunes Library Genius.itdb
  • iTunes Music Library.xml
  • Album Artwork

これらのファイルはホーム/ミュージック/iTunes以下に保存されています。
これらをLS上にコピーします。(コピーするときはiTunesを終了してから行ってください。)
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次にiTunesを起動させるのですが、ここでポイントです。
iTunesを起動するときに、「option」キーを押しながら起動しましょう。
(Windowsではshiftキーらしいです)
すると、iTunesから「ライブラリを変更しますか?」と訪ねられます。
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ここで、変更を選んで、先ほどのLS上のiTunesライブラリを選択しましょう。
これでiTunesがLS上のライブラリを使用するようになります。

以上でiTunesライブラリの共有化作業が完了です。
以降の2台目ではoptionキー(shiftキー)を押しながら起動して、LSのiTunesライブラリを指定してあげればライブラリを共有する事ができます。

注意点としては、「同時に起動するとライブラリの統合性が微妙になる」ということでしょうか。
無理矢理共有しているので、この辺は微妙です。
複数のマシンから編集作業を行うのは避けておいた方がよいと思います。

LeopardとNAS (2) -TimeMachine編-

ここではLinkStation LS-WHGL/R1(以下LS)を使ってTimeMachineの設定を紹介したいと思います。

参考にさせてもらったのは以下のサイトです。
TimeCapsuleじゃないNASを使って、TimeMachineを使ってみる
http://blog.openmedialabo.net/index.php/archives/232
では、始めていきたいと思います。

まず、Leopardの設定を変更します。
Leopardは標準でネットワーク接続でのTimeMachineを使えないようになっています。
同じNAS機能であるTimeCapsuleでは可能なのですが、他社のNASでは実行できないようになっているんですね。
別に自社製を買わせようとかそうゆう事ではなく、きっとネットワーク製品に対する補償を入れてしまうと問題が発生したときがとても大変になってしまうからだと思います。
私も同じ立場なら検証済の自社製品しか許可しないと思いますw

というわけで、他者製NASが使えないという事ではなく、使えないようにされている訳です。
では、この不許可設定を解除しましょう。

「アプリケーション->ユーティリティ」フォルダのターミナルを起動して、
以下のコマンドを入力します。

defaults write com.apple.systempreferences TMShowUnsupportedNetworkVolumes 1

これで他者製NASが使えるようになりました。

次にTimeMachine用の下準備をします。
さすがに他者製だけあって、普通にTimeMachineを設定しようとすると失敗するそうです。
面倒なので何で失敗するのか試していませんので、ここは参考サイトをもとに設定してしまいます。

TimeMachineが使う「データの保存先」を作ります。
「アプリケーション->ユーティリティ」より「ディスクユーティリティ」を起動します。
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そして上部のメニューバーより「ファイル->新規->空のディスクイメージ」を選択します。
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そうするとこんな感じの画面が出てきます。
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ここでのファイル名が重要らしく、ちゃんと設定してあげる必要があります。
ファイル名を
ホスト名-MACアドレス
とします。

ここからはあくまで私の設定なので、この投稿を追って設定されてましたら、
自分の設定を確認してファイル名を設定してください。
で、私の設定です。
まずホスト名ですが「システム環境設定->共有」でホスト名を設定します。
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次にMACアドレスを調べます。
場所は「システム環境設定->ネットワーク->(有線ならEthernet、無線ならAirMac)->詳細->Ethernet」です。
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こんな感じで表示されます。
今回はこの「Ethernet ID: 00:11:22:33:44:55」が私のMACアドレスという事になります。

これら2つの情報を合わせてファイル名が「imac-001122334455」と決まります。(「:」記号は不要です)
では早速ディスクユーティリティに戻って、保存先の作成を続けましょう。

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こんな感じで設定します。
上から順に説明すると

  • ボリューム名: マウントしたときの名前
  • ボリュームサイズ: TimeMachineで使用しても良いLSの容量
  • ボリュームフォーマット: ファイルシステム。盲目的にMacOS拡張(ジャーナリング)にしましょう。
  • 暗号化: いらないです。
  • パーティション: 作成する保存先の振る舞い方。今回はハードディスクとして動いてもらいます。
  • イメージフォーマット: 固定長か可変長か選べます。可変長な「スペースバンドル・ディスクイメージ」がTimeMachineと相性がいいそうです。

固定サイズの方が良い気がしますが。。。まぁディスクサイズが足りなくて、
試せないので、また次の機会があったときにでも試してみます。

容量は400GBにしました。
現在は500GBを380GBをOS X、120GBをXPとして使っていますので、OS X向けとして400GBあれば十分かなと。
あまり過去のデータを取り出すという事もないでしょうしね。

ちなみに、先にボリュームサイズを設定するとエラーが表示されてしまう事があります。
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これは「イメージフォーマット」が「読み込み/書き込みディスクイメージ」になっているとでるかもしれません。
平たく言うと、「容量足りないよ」とLeopardが怒ってます。
先にイメージフォーマットを「スペースバンドル・ディスクイメージ」にしてあげましょう。

作成するとデスクトップにTimeMachine用保存先が作成されます。
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ちゃんとマウント名がTimeMachineImageになっていますね。

ではこれを早速LSにコピーしましょう。
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そして、ついにシステム環境設定の「Time Machine」を開きます。
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んで、あとは「バックアップディスクを選択…」を選び、今回作成した保存先がある共有フォルダを選んであげます。
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これでTimeMachineがセットされますので、さっそくバックアップを作成してもらいましょう。
自動で作成してもらってもいいのですが、今回は手動で始めてもらいます。
右上に表示されてるメニューバーから「今すぐバックアップを作成」を選択します。
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これで晴れてバックアップが開始されますよ!!
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。。。もの凄いファイル量なんですが。。。。
この前サルベージしたデータとかが全部入ってるからなぁ。
しょうがないか。

ちなみに作業中は保存先に設定したイメージが勝手にマウントされます。
間違ってアンマウント(取り出し)をしないように注意しましょう。
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バックアップ作業は大体7時間ぐらいでした。
寝てる間にやってもらうのがいいと思います。

で、タイムマシンが動作している様子。
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いやぁ、Leopardになって半年、ようやく主要機能を使いましたよw
まだ使い始めたばかりなので、恩恵は実感できませんが、安心感が増しますね。
あとはLSにバックアップをつければ完璧かな。(バックアップのバックアップ)

LeopardとNAS (1)

最近はHDDが大容量化してて、溜め込む量も半端なく多くなったわけです。
そのためHDDが壊れたときのショックと言ったらもう、、、溜まったもんじゃないですね。
私はぶっ壊れて、半泣きでデータをコツコツと取り出しました。
運良くデータを取り出せましたが、次もそうとは限りません。
というわけで、ちょっと冗長性を高めた構成にしようかと思い、RAID機能付きNASを購入してみました。

買ったのはこちら。
LS-WH2.0TGL/R1
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自作NASも考えましたが、「そんならatomサーバの方がよくね?」と思ってしまったので、お手軽NASにしました。

さて、NASにやって欲しい役割は
・通常データの保存
・iTunesライブラリの共有
・DLNAサーバ
・TimeMachine保存
という感じです。
通常のデータ保存はNAS本来の使い方なので、何も問題はないのですが、
「iTunesライブラリ共有」と「TimeMachine保存」はちとクセがあるのでメモしておきます。

まず基本的なNASというかLinkStation(以下LS)の説明からいきます。
LSはMacに標準対応していますので、付属のCD-ROMからアプリケーションをインストールすると、便利に使う事ができます。
インストールされるソフトの画面
nasnavigator2
MACとか表示されちゃってるんで、カットしてます。まぁ表示されたからといってどうとなる訳でもない気がしますが。
この画面で対象のLSを選択して、右上のボタンを押して、WEB画面を表示します。
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そうすると、LSのWEB画面が表示されます。
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まずやらないといけないのが、RAIDの再構成です。
LSは初期状態だとRAID0に設定されてますので、このままだとストライピングで使用する事になってしまいます。
全容量が使えるので、こっちのが魅力的といえば魅力的なんですが、
今回は冗長性が目的なので、RAID1(ミラーリング)に切り替えます。
つーわけで、RAID1へ設定を変更。
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この変更がまたエラい時間を食った。。。。
さらにディスクチェックも行ったので、これだけで1日がかりでしたよ。。。

チェック完了後、共有フォルダを作成します。
こんな感じで作りました。
folder
データ用とDLNA用とTimeMachin用とSubversio用とかそんな感じで分けてます。
これらの共有フォルダはFinderからだと、一回マウントしてやらないと見る事ができません。
このままだと不便なので、ログイン項目にて勝手にマウントするように設定します。
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やり方ですが、一回マウントさせてFinderに表示させた後、
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これをログイン項目にドラッグ&ドロップします。
そうすると上のようになります。

とりあえず、下準備はこんな感じですかね。
投稿を一回切って、本題の「iTunesライブラリ共有」と「TimeMachin設定」は次回にします。