Mac OSXで組み込み開発 part.1 JTAGデバッガ作成編

part.0から早3ヶ月。。。。
何はともあれ、書き込みツールがないと話にならないので、JTAGデバッガの自作を試みた訳ですよ。
部品を集めて組み立て始めたのは良いものの、買い忘れがあったり、連休を挟んだりでなんだかんだで時間がかかってしまった。。。
さらにちゃんと動くかどうかの動作チェックも相まってもう3ヶ月ですよ。

仕上がりはこんな感じです。
ts3e0596

試してみて思ったのは「買った方が早い!」
これに尽きますね。。。
確かに安くは済んだんですが、ハンダ付けの手間と動作チェックの手間を考えると、買った方が安定感があります。。。
最初に組上げたときは、本体との通信がうまくいかず、いちいち導通をチェックしなければいけませんでしたよ。
ハンダ付けに熟れていて、部品が集め易い環境にある人にだけオススメします。

買った方が早いと言ったものの、いちおう制作レポートなので、作った所の説明も入れておきます。
回路図はCQ出版のデザインウェーブ跡地で入手できます。
openOCDのどっかでも入手できるようですが、今回は雑誌のまんまでいきました。
回路図を見るためにはBSch3Vが必要です。
Macintosh/Windowsともに本家(水魚堂の回路図エディタ)にあります。
ただし、Macintoshの場合はコンパイルする必要があるので、XCodeが必要です。

Macintoshのコンパイルではkitanosawa氏のWEBページを参考にさせていただきました。
まずはQt Softwareより、Qt SDKのGPL/LGPL(無償版)を入手します。
ダウンロードに for Mac ってのがあるので、それです。
ダウンロードすると、なかにインストーラがあるので、インストールしてください。
特に難しい事はなく、いつも通りにインストールすると終わりです。

つぎに、ターミナルを開いて、水魚堂の回路図エディタから入手したソースのディレクトリに移動します。
(以下のコマンドはqbsv0.47.tgzをホームに保存した場合)

$ tar xvzf qbsv047.tgz
$ cd qbsv047/qtbsch3v/
$ qmake

こうすると、
e38394e382afe38381e383a3-25
こんな感じにXCodeプロジェクトが作成されます。
これをダブルクリックすると、
XCodexが起動しますので、ビルドしてください。
xcode_bsch3v

んで、出来上がった qtbsch3v.app を実行して、CQ出版の回路図を見てみると、
e38394e382afe38381e383a3-26
このように表示されます。

回路図が見れた所で、部品を取り付けしてハンダ付けしていきます。
FT2232の足はちょいち細めなので、慎重に取り付けます。
ts3e0574

これさえ問題なくつけられれば、あとはそれほど難しい部分は無いと思います。
とりあえず、FT2232がちゃんと動作しているのか、確認をしておきたいので、USBとFT2232の間と水晶のハンダ付けが完了した時点でパソコンとつないでみる事をお進めします。
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こんな感じで表示されたら作成は上手くいってます。
そしたら残りの配線をつないでしまいましょう。
ちなみに画面がWindowsなんですが、理由は以下の点があるからです。

えー、ここで申し訳ないんですが、「Mac OSXで組み込み開発」といいながらも、ここではどうしてもWindowsを使わないといけません。
今回作成した回路ではEEPROMを使ってまして、そこにFT2232の設定を保存するんですが、その設定をできるツールがWindowsにしかないんですよ。
それがこのFTDIの公式ツール「MProg」です。
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保存する設定は上の画像の通りです。
これでJTAGとRS232<->USB変換に設定されます。

さて、では配線の終わったJTAGデバッガを早速試してみましょう。
さらに申し訳ないんですが、ここでもWindowsで実行しています。
雑誌の記事がWindowsだったことと、ネットの検索がWindowsの方が圧倒的に多いので、動作確認まではどうしてもWindowsの方が有利なんですよ。。。
ここさえうまくいけば、次からOS Xで作業したいと思います。。。
あー、しかし投稿がちょっと長くなって来たので、ここで一回切る事にします。

ちなみに、私はデバッガを自作してしまったため、Windowsが必要になっていますが、OpenOCD対応のデバッガを購入してしまえば、ここら辺の作業が不必要になるのでWindowsは必要ないです。